憧れの「Twilight Express 瑞風」に乗車
「Twilight Express 瑞風」に乗車する日がやってきました。
この下関駅を出発する山陰コース(上り)は朝が早く、8時過ぎに下関駅に集合となります。
下関駅出発の「Twilight Express 瑞風」は待合所(ラウンジ)などの施設はなく、改札からそのまま車内へ乗り込む形になりました。待合所がないため、集合時間は瑞風が下関駅に入線した後に設定されています。そのため、下関駅に入線するところを見学したい場合は集合時間の前から下関駅に行く必要があります。今回は前日に下関駅に到着する瑞風を見学したため、入線の部分は見に行くことを辞め、当日の列車の旅を楽しむために体力を温存することにしました。列車を見に行くこと自体はいつでもできますが、乗車することができるのは人生で1回だけかもしれませんから・・・
下関駅9番のりばには、長年の夢であった「Twilight Express 瑞風」が停車していました。今まではこのホーム側からでしか見ることができなかった自分が、ようやく乗客となったことに対しての感銘を受けていました。長年の夢が1つ叶った瞬間でした。
「Twilight Express 瑞風」の客室へ
ホーム上での記念撮影が終わり、そのまま車内へ案内いただき、1泊2日間お世話になる客室へ案内いただきました。本当に偶然ですが、今回利用する客室は903号室になりました。前回、四季島で利用した客室と同じ客室の番号になりました。マニアは編成の端の客室に案内するのが、決まっているのでしょうか(笑)
ツアー中は5号車ラウンジカーの扉から乗降するため、年齢が若いグループが編成の端への部屋に案内されるのでしょうか(笑)乗車中は何度か展望車へ行くことになると思うため、端の部屋に案内されることは問題ないです。
客室内のデザインに関しては、木目調のようなデザインが先代の「Twilight Express」のB寝台に似ていると感じました。(先代は京都駅でホームから見ただけで、乗ったことがありませんが・・・)
車内の雰囲気は昔ながらの部分を感じることができつつ、時代に則した最新の設備が設置されている室内かと思います。特に、客室に設置されている黒電話を使用することはほとんどないかと思いますが、レトロ感やひと昔の旅情を醸し出してくれています。
シャワーとトイレに関しては四季島と同じような設備ではありましたが、トイレの配置向きは四季島とは異なり、進行方向に垂直な方向となっていました。どちらも最新の設備でとても快適な空間となっています。四季島の場合は小さい小窓があり、日除の閉め忘れが起きる可能性がありますが、瑞風の場合は大きい窓が1枚のみなので、そのような心配はありませんでした。
「Twilight Express 瑞風」の車内探検へ
サービスクルーさんからの客室内についてのお話を伺ってから、まずは「Twilight Express 瑞風」の1番の特徴と言える展望デッキへ行きました。私たちが利用している9号車は大阪方となるため、最後尾となる1号車は反対側の号車となるため、編成の端から端へ移動する必要があります。
展望デッキは最後尾となっている時は列車の外に出ることができます。また、今回のツアーの2日目はあいにくの雨でしたが、少量の雨の場合は展望デッキに出ることができました。
展望車が設定されている車両は、SLやまぐち号として運用されている35系客車の「オロテ35 4001」や「スハテ35-4001」になりますが、瑞風のように少ない人数で独占することができる列車ではありません。
外から見ていた時は展望デッキは狭いのかなという印象がありましたが、実際に訪れると空間は広く、大人が10人ほど居ることができる広さがありました。列車が停車している時や見所となる場所などはデッキに出てくる他のお客さんはいらっしゃいましたが、走行中はほとんど他の人がいませんでした。
走行中に列車の外に出ることができるクルーズトレインは「Twilight Express 瑞風」のみになります。この経験をするためにこの瑞風に乗車する価値は十分あると思います。
まとめ
憧れであった「Twilight Express 瑞風」にようやく乗車することができました。
まだ、「Twilight Express 瑞風」に乗車しただけで、ツアーは始まっていませんが、個人的にはこの空間に来ることができたことで満喫していました。深緑の車体を外から眺めていただけではわからなかった列車内も今日と明日は自由に見学することができます。
ーつづくー
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